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観感:『龍馬伝』‐第二十八話【武市の夢】+おまけ【戦国BASARA第一話】 [テレビ・ラジオ]

金曜日にもなって何を書いてるんだコイツはと思うかもしれないが、
あまりの多忙っぷりにブログ書く暇もなかった訳で、
自分的に整理もつかないので、まぁ勘弁してあげてくれ。

とにかく、
『龍馬伝』も2部が今回で終了の折り返しと言うことで、
龍馬の旧知の面々とも今生の別れと相成るわけだ。

果たしてどう〆るのか?有名なあのシーンは再現されているのか?
最近、有名小説や史実から大きく逸脱してるこの大河ドラマだが、
どういう流れになっていくのか大いに斜め方向に楽しみだ。

ついでに、5時から新番組があったので、
それの感想もちらっと付け加えておこう。


※以下、物語の内容に言及します。
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TVアニメ『戦国BASARA』OP

近頃、何かとよく名前を聞く『戦国BASARA』がついにTVアニメ化。
しかも鋼練の後釜と言うんだから、なんともはや・・・。

実はわたくし、BASARAに触れるのはまったくの初めて。
ゲームもやった事ないし、動画も見たことない訳で、
何故これほど流行るのか、先入観なしで観れるのはいいかもしれん。


で、観てみたわけだが・・・。
なるほど。この無茶な感じがいい訳か。
川中島の時は第5次の時点ですら幸村生まれてないはず、とか、
ポルトガル語ならまだしも、なんで国交ない英語しゃべってんだ、とか、
一兵卒クラスと大将が一騎打ちしてアフォかこいつら、などの、
歴史好きな人間がツッコミを入れれる要素などまったくない事を理解した。

途中から出てきたインディアンが慶次という事が、
胸にぶら下げてるお守りの家紋でなんとか分かったが、
初登場くらい、下に名前のテロップ出すべきではなかろうか。
ハナからライトユーザー取り込む気なしか、こいつらは。

しかも、義理の叔父をつかまえてタメ口で3人称「トシ」だし。
お前だって本名「利益」じゃねーか。しかも、松の貧相な衣装。


まぁ、そこそこおもろかったので、今週も見よっと。


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さて、龍馬伝の方はというと・・・、
まぁ今回の見所は、武市の切腹と以蔵の斬首だけでしょなぁ。

前回、フィクションとは言え、
操練所が無くなってこれからの自分の進路を迷っている龍馬が、
脱藩者でありながら友達を救いたいという理由だけで土佐に戻るという、
あまりに不自然な動きを見せた訳であるが、
最後の後藤象二郎との立ち回りがあまりに見事だったために、
まぁ大河版はこういう史実でいいかなぁと思っていたのだが・・・。

今回はさらに、最後に武市との別れを見せたいだけの理由で、
土佐を離れたかと思っていた龍馬がユーターンしてくるという愚行。
いったい、何を考えとるんじゃ!会えなかった以蔵はどうなのよっ!

しかも、酔っ払った容堂がわざわざ牢獄まで降りてきて
武市と膝をつきあわせて話までする始末。なんだこりゃ。
コイツは絶対こんな事しないし、ここで下々に折れちゃったら、
後の大政奉還で龍馬の意見を受け入れる事で、
見事武市の無念を晴らすことになるという図式が成りたたんではないか。

さらにさらに、その情の絆されて、
龍馬が芝居打ったにもかかわらず、容堂に自分が東洋殺しの黒幕と
真実をぶちまけてしまい、武市の切腹と以蔵の斬首が決まるわけだ。
ここで容堂が武市の口から真実を引き出すために
甘い言葉をかけたとすればまだいいが、どうもそこらがはっきりせん。


そして牢獄で再開する龍馬と武市。
自分の代わりに日本を変えてくれと頼む武市だが、
そもそも龍馬と武市の攘夷思想はまったく別物のはずなのに
いつ趣旨がえしたのか、どうやって相容れるのか、教えてほしい。

自分の理想を信じて、若者が必死で生きたのが幕末なのに、
中途半端なお涙頂戴シーンのためにそれを都合よくぼやけさせる、
大河ドラマのこういう所は非常に嫌悪するところだなぁ。

しかもワンシーンが長すぎる。今回は今までで最悪の回ではなかろうか。


まぁそれでも「終わりよければ全てよし」か・・・。
BGMは当然のように、あの音楽。

処刑場の連れて行かれる以蔵は、
楽になれる事に安堵しているのか、悔しさをかみ締めているのか、
涙を落としながら、軽く微笑んでいるような非常に複雑な表情。
佐藤健、すばらしすぎるなぁ・・・。

切腹する武市は凛とした表情。ちゃんとやってくれるかな?
ブスッ、ズバッと一筋切った所で介錯が動くが・・・、
「まだじゃっ!」おおっ、来た来た、ちゃんと3文字で安心したぜ。
そして史実通りの前のめりの断末。ここはいいシーンだった。

隣を見ると、最近涙もろくなったという嫁が号泣中。
うーん、なんかラストシーンで怒りがぼかされた感じがあるが、
死人に口なしだ。まぁよしとしよう。


来週はついに高杉晋作が登場!楽しみだぜ。


▼「龍馬伝」公式:http://www9.nhk.or.jp/ryomaden/


そうそう、そう言えば予想通りに、
最後の史跡めぐりのコーナーが、こないだ行った瑞山神社になってた。
行ったことある場所が紹介されると、なかなか感慨深くていいねぇ。

▼関連記事:観感:『龍馬伝』‐第二十一話と番外編:高知史跡巡り


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コメント 4

たいちさん

あまり大きく史実と異なるのには、抵抗感がありますね。
行った事ある史跡が、紹介されると嬉しいものですよね。
by たいちさん (2010-07-16 16:35) 

amsp

>たいちさん
まぁ3部に期待ですかねぇ。高杉もやっと出ますし・・・。
半平太宅跡に行った時は感慨深いものがありましたねぇ。
あまり観光地化されていなかった所もgoodでした。
by amsp (2010-07-17 23:40) 

punchigoo

ちょっと引っ張りすぎでしたが、ディレクターはきっと大森南朋さんがお気に入りだったのでしょう。

そういえば昨日の久保もやや引っ張り過ぎかなと思いましたが、勝ったからいいことにしておきましょう。
by punchigoo (2010-07-18 23:54) 

amsp

>punchigooさん
江夏氏も「スピードは出ててもバッターに与える何かは無くなってる」
と、言ってましたね。ま、私も勝ったのでよしとしています(笑
大森南朋氏が退場するのは残念ですね。
3部からの役者さん達に期待します。
by amsp (2010-07-19 14:01) 

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