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観感:『龍馬伝』‐第二十六話【西郷吉之助】 [テレビ・ラジオ]

後数回で、もう第二部終了ですか、そうですか。

ここ数回は少し話が停滞気味な感はあるが、
今回は待望の西郷さん初登場と言うことで期待の持てる回だ。


後まったく関係ないが、最近は息子と一緒に寝ているため
あまり起こす心配とかがないのでテレビの音量を上げてみたら
NHKのサウンドすっげー良くてびっくりした。


そんなこんなで、今回の龍馬伝を堪能したのであった。

※以下、物語の内容に言及します。
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今回は海軍操練所から
今後の行く末について話す中で西郷吉之助の名前が出る。
で、一度会ってみる事になるわけだが・・・。

冒頭からいきなり今回の目玉シーンか。
龍馬と西郷のやり取りはかなり長いが人物像を的確に表して見える。

女の好みの話から、先の蛤御門の変で焼きだされたお龍の話へ。
暗に京都を焼き打った行動と長州への仕打ちを非難する龍馬だが、
一見親しみ深く接しながら、薩摩が一番大事としっかり本音を言う西郷。

ナレーションで「龍馬が西郷に恐ろしさを感じた」とあったが、
私は一般のやさしい力持ちの西郷さんよりは、
戦略家でしたたかな西郷どんの方がしっくり来るので、
高橋克実版の西郷吉之助は、そういう艶かしさがあっていいんでないかな。

薩摩言葉が板についていたように見えたので地元かと思いきや、
本人はしっかり新潟出身でした。地元の人からしたら変なのだろうかね。


そして行き先決まらんままに、操練所を去る日になる。
ここで、勝と生徒達の別れの時の回想が入るのだが・・・。

これがもう、武田鉄矢の独壇場。先生節爆発。
最後の演説に涙ぼろっぼろの生徒達。もうマジ泣き。
そして追い討ちに「君たちは私の希望である」のセリフ。
きたねー置き方するなぁ。完全、泣かせにかかってるだろ。

しかし、こんな場面作っちゃったら、もう勝でてこんでもいいんでわ?
まぁ、よくもわるくも大河ドラマっぽいシーンでしたなぁ。


さて、お次はお待ちかねの土佐の牢獄シーン。
武市から毒まんじゅうを託され、思い悩む弥太郎。

私の中でもこの毒まんじゅうは、
「以蔵の自白を恐れた勤皇党の面々が仕掛けたもの」ではなく、
あくまで「拷問が苦しく不便なので楽になってほしい」という、
武市が以蔵の事を思って差し出したものとこの大河ドラマではなっている、
と解釈しなくてはならないので、細かい事は言わない。
まぁ、後者の場合は「しゃべっていいよ」と武市が言えば楽になると思うけど。

どたばた家族会議の末、毒まんじゅうを以蔵に渡す事を決意する弥太郎。
どんだけ弥太郎を便利道具に使うのかとスタッフを疑いたくなるが、
ここでの二人の演技がまたすごすぎて、細かい事はどうでも良くなった。
(しかもBGMは例の音楽!)

最早かすれた声しか出ない以蔵に、
震える手でまんじゅうを渡す弥太郎だが、以蔵が食べる瞬間奪い取る。
そして走る!まんじゅう投げる!かすれ声で「ま、まんじゅ~」の以蔵。
あ、このシーン、龍馬に毒盛る時とかぶるじゃねーか・・・。


というわけで、おっきいシーンが3っつあったという回でした。
しかし、歴史的にからむのは西郷との面談だけかなぁ。
勝が去る時は、やっぱり京での船との別れが欲しかったなぁ。
ま、今回は繋ぎだね。

しっかし、サトケンはほんとにいい役者さんになったなぁ。
ライダー上がりで出世頭じゃないかなぁ。
以蔵がこの世を去るシーンがどうなるか、今から楽しみだなぁ。



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コメント 2

たいちさん

私も観ました。1年間のドラマなので、時間がたっぷりあり、役者の熱演ぶりを、しつこい位たっぷりと描写していましたね。
by たいちさん (2010-06-28 15:58) 

amsp

>たいちさん
確かに今回はこすぎましたね^^;
しかし、残り半年。そろそろ動き出さねば。

>cfpさん
nice!&ご訪問ありがとうございます^^
by amsp (2010-06-29 12:22) 

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